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J-6  親孝行したいときには親はなし【親が喜ぶこと】

僕は今日、親孝行します。多分人生初の試みです。自分から狙って親孝行するのです。

僕の大好きな和食系の飲み屋さんで、フグのコース料理を両親と僕の3人だけで食べることにしました。子供たち2人を留守番させて、僕と僕の父、母の3人だけでの食事会です。

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以前から思っていました。何か親孝行出来る事はないものかと。

僕の子供はもう大きいです。長男は成人していますし、長女も高校2年生。もし僕が彼らからしてもらって『嬉しい』と思う事ってなんだろう?と考えてみました。

高価な贈り物などいりませんし、旅行に連れて行ってもらうとかは、なんだか金銭的にも負担が大きそうで申し訳ない。逆に子供たちの生活を心配してしまいます。そうやって何個か考えていた時、『子供の招待で、少し高価な食事をご馳走になる』と嬉しい!と感じる事を発見したのです。

 

僕の息子は社会人になり、金銭的にはもう自分で生活のほとんどを処理できるようになりました。そんな息子の稼いだお金で僕に食事をご馳走してくれるなんて、親として凄く嬉しくて素敵な事だと思ったのです。

親は子供にご飯を食べさせるのが義務です。生活の全てを親が負担してきました。今まで食べさせていた子供から、今度は自分が食べさせてもらう。もしこんな事が僕に起きたらきっと、感動するでしょう。自分もここまで子供を育てたんだなぁって感慨深い思いをするでしょう。もう一つ付け加えるなら、『親を食事に誘う』という、親を想う気持ちを持てるようになった子供に感動するでしょう。

 

僕は親になり、子育ても終盤。やっと自分の親の気持ちが理解できるようになりました。だから、僕が子供からしてもらい嬉しいことは、きっと僕の両親も同じく感じてくれるだろうと思ったのです。

 

有名なことわざに『親孝行したいときには親はなし』というのがあり、僕はこの言葉にとても深い意味を感じていました。

僕はけっこう劣悪な環境で子供時代を過ごしてきました。両親や祖父母を『死ね』と本気で思っていた時期もあります。ご飯も食べれたし学校にも行けましたが、『家族の温かさ』を感じたことも無いし、精神的な意味での力になってもらったこともありません。『子供を育てる義務』だけで僕を成人させたんだと思っていました。

こんな僕が今は『親に喜んでもらいたい』と思えるまでになったのです。

 

 

僕が生れた時、僕の親はもう親でした。当たり前ですよね。子が誕生した瞬間に人間は『親』になるのですから。僕は自分が生れる前の両親を知りません。この世にまだ誕生してないわけですから。しかし親は僕が生れる前から存在し、僕が生れてからやっと同じ時間軸の中で生活をするようになる。

親には過去からの時間の繋がりがあり、親個人としての人生の連続した流れの中にいます。子である僕は、その途中から参加したことになります。『親には親の事情』があったのです。僕の育ったあの劣悪な環境の原因やどうしよもない理由が。

 

僕は、でき婚です。そして今は離婚してしまいました。本当に自分勝手な息子です。

荒れた環境にそだった僕は、両親に感謝の言葉を伝えたことがありません。家族としての温かさを知らないまま育ったので。親が子に、子が親に感謝を伝えるなど、ドラマの世界だけの出来事だと本気で思っていましたから。

でも現在は自分の両親に対して『感謝』しています。親の事情を僕は知りません。知りたいとも思いません。でも、知らなくても今の僕は両親に感謝できているからそれでいいです。

 

このように僕が思えるのもきっと両親のお陰なのだと思うのです。温かい言葉を交わし合った事はありません。しかし両親の生きる姿勢や行動が僕の精神を成長させる基礎となっていたのでしょう。

自分の子供にとって僕がそんな存在になっていれたら、最低限の責任は果たせているのではないかと思います。

 

 

僕は今日初めて親孝行をします。親孝行を実行するまで42年と7か月かかりました。

感謝の言葉は伝えません。感謝を行動で示すだけです。こっぱずかしさは、まだまだ消せませんから。

 

 

少しでも誰かの心に響けたら!!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。