昔の記憶を辿ってみたら、僕は邦画を映画館で観たのは、これが初めての経験になります。
どうして今回、初めて邦画である『マチネの終わりに』を、わざわざ映画館に足を運んでまで観ようと思ったのか?
理由はただ一つ。オジサンとオバサンの恋物語だったから。
福山さんのファンの方、ごめんなさいm(__)m
石田さんのファンの方、ごめんなさいm(__)m
かく言う私も、立派なオジサンです。だから興味がありました。
親近感というか、身近さを感じて、没入できるかもしれないと思ったので。
より楽しめるかもしれないと思ったので。
僕は恋愛映画をほとんど観ないので、まったく参考にならないと思いますが、『邦画を映画館で観た』という、自分の初体験の記念として、感想を綴りたいと思います。
☆自分のイメージが強すぎて、役柄が入ってこなかった
福山雅治さんは、超有名人です。歌も素敵です。ドラマにも、沢山出演しています。ラジオ番組も持っています。
僕自身の勝手なイメージが出来上がっていました。
この作品の、シリアスな役柄と僕のイメージがマッチしませんでした。結果、セリフのリアリティを感じる場面が少なかった。
石田ゆり子さんも同じです。CMなどでもよくお見掛けします。
僕にとってのお二人は、明るく笑顔の素敵な方々でした。
今回の作品は、落ち着いた大人の雰囲気を味わうことが出来る物語だと思います。これに対して僕のイメージが邪魔をしていました。
このことは、二人の演技に問題があるのではなく、僕の勝手なイメージの問題です。
☆音楽と映像がともてお洒落で綺麗だった
福山さんといえばギターです。本作品では何度も、福山さんがギターを弾いているシーンが登場します。とてもナチュラルでカッコいいです。
クラッシクギターが奏でる落ち着いた雰囲気と、独特の音色が物語を引き立たせてくれます。
パリとニューヨークと東京がメイン舞台として物語が進行していきますが、そのどれもがお洒落で素敵な映像でした。僕はそう感じました。
☆僕だったら絶対に許せないだろうという役柄が登場します
物語のカギとなる役柄があります。
この物語が事実でないことを祈りたくなりました。それほど僕にとってはショッキングでした。
☆書籍を買ってみようと思った
とても繊細な物語だと感じました。
登場人物一人ひとりの個性や背景を深く知ることにより、多くの物を感じる事ができる作品だと思います。
そういった意味では、限られた時間内に納めなければならない『映画』では少し、薄さを感じてしまいました。
『物語進行の要点だけを抽出して繋げた』という違和感がぬぐい切れなかった。
きっとこの作品は、もっと深くて、人物の強い葛藤が心に染み入る作品だと思います。
だからこの作品をより深く知り、感じるために書籍を買ってみたいと思いました。
☆まとめ
これは完全に僕個人の感想ですが、ストーリーのカギとなるからくりが好きではありませんでした。このことは観る人によると思います。
作品全体としては、 音楽と映像と配役と演技の相乗効果で、しっとりと落ち着いた雰囲気を十分に感じ、味わえる作品でした。素敵です。大人の物語です。
総じて、映画館に行って良かったです!
少しでも誰かの心に響けたら!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。