平成20年(2008年)10月から始まった僕のマラソン生活も、令和2年の今年で12年目に突入しようとしている。
雪国で暮らす僕は、積雪シーズンになると、防寒対策をして外を走っていた。どんなに気温が低くても人は汗をかく。その汗は顔にまとわりつき、外気に接して顔を凍らせたりする。まるでエベレストにでも登頂したような極寒を味わう。
冷気に刺激された鼻孔は、鼻水を垂れ流す。もう嫌だ!それでなくてもキツいトレーニングだというのに、なぜ環境をも敵に回さなければならないのか。
そんなこんなで、今シーズンの冬は、人生で初めて『スポーツジム』なるものの扉を叩いた。
昨今は空前のボディーメイクブーム。ジム選びに奔走した。
マラソントレーニングをメインに考えていた僕。トレッドミルの存在は昔から知っていたし興味もあった。外を走るのとは違い、テレビモニターが付いていて、なんならプロのマラソン中継や、箱根駅伝を見ながら、モチベーションアゲアゲでトレーニングすることのできる素晴らしいマシンだ。
市民ランナー歴12年の僕は、遂にこの素晴らしいマシーンを体験できることとなった。しかしそこには期待通りのことと、そうでないことがあり、この記事では僕個人として良かった部分を綴りたいと思う。
●メリットその1・・・環境が安定している
まずは何といっても室内でトレーニングすることができるということ。寒くもなければ暑くもない。雨も雪も風も無い。冬でも短パンTシャツで走ることができる。
水筒やペットボトルを持参してトレッドミルに置けば、お好みのタイミングで水分補給もできてしまう。
一定の環境の中でトレーニングできることが、トレッドミルの最大のメリットと言えると思います。
●メリットその2・・・フォームを固められる
トレッドミルはスピードと走路の傾斜をコントロールすることができます。特にスピードにおいては、一定に保つことができるので歩幅や着地といったフォーム硬めにおいて重要な部分を鍛える絶好の機械と言えます。
外を走っているとき、きっと自分では気づいていないでしょうが、その都度スピードが変わっています。路面の状態や温まってきた体の状態。風の向きなどの環境負荷により、微妙に歩幅や姿勢が変わり、そのことが推進力へ影響を及ぼしています。
自分の走っているスピードが微妙に変わっている事にはっきりと気づかせてくれたのがトレッドミルです。トレッドミルは先に述べたようにスピードをコントロールできるので、設定した速度で永遠と走路が回り続けます。歩幅、脚の回転、姿勢。この三つを安定させないとトレッドミル上で移動してしまいます。同じ位置で走ることが出来ません。わずか1.5m程度しかないトレミルの走路の上を行ったり来たりしてしまうのです。時には横方向に移動してしまうこともあります。如何に自分のフォームが不安定なものであるかを気づかせてくれるわけです。
理想はトレッドミル上の同じ位置を永遠とキープすること。これが出来るようになれば、一定のフォームで走っている事の証明になるでしょう。
トレッドミルは、フォームを安定させるために一役かってくれそうです。
●メリットその3・・・周囲の状況を気にしなくていい
外を走ると、車や歩行者、裏面の凹凸による転倒など、注意しなければならない危険が潜んでいます。路上を走っていて車にはねられそうになった!など、自分だけ注意していても事故に遭遇する恐れがあります。そういった意味でも、トレッドミル上でのトレーニングは安全であり安心なわけです。なにせ室内ですから。
僕はあまりテレビモニターを見たりしませんが、それでもサッカー日本代表やマラソン中継、ボクシングなど、どうしても見たい番組があるばあいにはテレビを見ながら走ります。
ジムに通っていない場合には、外ランの時間帯をずらすか、その日はトレーニングを諦めるしかないのですが、モニター付きのトレミルの場合には見ながらトレーニングできるわけですから、ありがたい限りです。
いかがでしたでしょうか。僕にとって憧れだったトレッドミルでのトレーニング。予想通りのメリットを感じています。雪国在住の僕にとって、ジムでのトレッドミルトレーニングは、最高の贅沢と言えます。
下記にデメリットと感じる部分を書いていますので、気になる方は参考にしてください。
少しでも誰かの心に響けたら!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。