うるさいくらいの蝉の声
それに交じってカエルが集団で鳴いている
開けっぱなしの窓には網戸が引かれていて湿度の高い空気を運んでくる
最強にした扇風機は首を振り、頭から足先までを行ったり来たり
家のすぐ裏には山があり、何の種類なのか分からない鳥の鳴き声が、「チチチ」と聞こえてくる
扇風機の風が当たらない背中は汗をかき、じっとりと湿っていた
窓から入ってくる外の光は紫外線をたっぷり含み、照射された雑誌は色あせている
夏生まれの僕は、特に夏に強いわけでも無く暑いものは暑い
気だるさを抱えながらベッドから起き上がる
さて、やつらが来る時間だ
ド田舎ゆえにゆるされた、自宅内での練習
目的は一つ
今年こそ彼女をGETするのだ
間近に迫ったライブまでの短い練習期間は、まだ見ぬ彼女の胸へと飛び込むカウントダウンの始まり
決して不純ではない
むしろ健全な心持である
コピーとオリジナルを混ぜ合わせた選曲
熱狂する観客 飛び散る汗
夏の夜の野外での僕らの姿が目に浮かぶ
なぁ~~んてね!
夏の始まりを感じさせる今宵の夜空に、青春時代を思い出してしまいました。
少し欠けてる月の左下に、強く光る星がある。
小学校で習った星座。北斗七星とカシオペアが綺麗です。
この夜空を僕以外の誰かも見ている。なんか素敵じゃありませんか?
半ズボンとTシャツとサンダルで、軽い感じで気楽に外にでることができるのが『夏』の良いところではないでしょうか。
幼かったころの子供たちと花火をした記憶が蘇ります。危なっかしくて、一緒に手を添えて花火をしてた。それが今は、振り回しながら踊ってる(笑)
パンツいっちょで家の中を歩き回る僕はよく、親に注意されましたが、今は息子がパンツいっちょで歩き回り、僕に注意されます。注意している自分が可笑しくて、ニヤけ顔を隠しながら「服を着ろ!」と言うのです。
こうやって何気ない日々が過ぎていきます。
こうやって自分が歩んだ道を、子供たちが歩んでいきます。
『幸せ』とは何なのか、まだ今の僕には答えることは出来ないけど、初夏の夜のこの雰囲気が少しだけ幸せを運んできてくれていそうで、その中にヒントを見つけようと、ぼーっとしながら夜空を見上げるのでした。
僕も色々ある。みんなも色々ある。
外灯の少ない僕の地区は夜空が綺麗です。見上げたその夜空は大気が取れて真っ裸になり、宇宙が丸見え。恥ずかしいくらいに丸見えです。
どうして空が青いのか知っていますか?太陽光は、地球の空気層(大気圏)に入ると空気中の細かいチリにぶつかり、光の向きがかわります。つまり、波長の短いもの(赤よりも青の方が波長が短い)は、それだけ細かいチリにぶつかる確率が高いので、あちらこちらに光が散らばりやすいということになります。空が青く見えるのは、波長の短い青い光が空いっぱいに散らばっているからです。
夜は太陽光が無いので、真っ暗な宇宙が丸見えなわけです。まぁ当たり前ですが。
『浮かれない夏2019』が今年のテーマでしたが、やっぱり止める事にします。まだ何度も繰り返すであろう夏。しかし回数は分かりません。
せっかくの夏。僕の生まれた季節。着衣が薄くなったのだから、心の衣も脱ごうと思うのです。
海に行って、ねーちゃんの水着でも拝みに行こう!!
少しでも誰かの心に響けたら!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。